・季節に恋して~素敵な恋愛~

李帆は驚いていた。
「やっと思い出したの?」
「うんっ!思い出したっ!」


李帆は笑顔を見せた。
「そっかぁ~。あの時は笑ったよぉ~。」
「な、何で?」

「何で?って、怪我してるのにヘラヘラ笑ってる未来の事、皆ツボにハマったんだよ!思い出すだけで笑えてくるし。」


私は小学校の頃の事なんか所々しか思い出せないのに、李帆は凄いなあ。
でも…小学校の頃の惇先輩の事、全然思い出せない。

「まさか、未来が惇先輩の事好きになるとわねぇ~。」
「えっ!未来、好きなのっ?」
李帆が目を丸くした。


「自分の事だろっ!まぁ、好きって気持ちはそのうち知ってくると思うよ。」

まさか…今まで恋愛に今日見なかった李帆からこんな言葉が飛んで来るなんて。

「李帆?」
「ん?」





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