・季節に恋して~素敵な恋愛~
無事に大会も終わり、三年生は修学旅行へ行くことになった。
三年生が居ない校舎…
何だか物凄く静かな気がする。
「はぁ~…。」
珍しく私は溜息を見せた。
「未来ぅ~どおしたぁ?溜息なんか~。幸せが逃げて行っちゃうよぉ?」
そお言って来たのは李帆だ。
「その言葉、ソックリそのまま李帆に返すよ。」
李帆は、目を丸くした。
「嘘ぉ~!ウチ、溜息なんかして無くない?」
嫌々!君の方がしてるからっ!
「分かったっ!」
李帆は顔をハッとさせた。
「………何が分かったの?」
「未来はさ、惇先輩がいないから寂しいんでしょぉ~。」
「そ、そんな事無いよっ!」
私は答えを出されたので凄く戸惑った。