・季節に恋して~素敵な恋愛~

「じゃあ、どんな事なのよ。」
ヤバイ…言葉が出てこないよ…。
ま、負けた。

「…そ、そうだよっ!寂しいよっ!」
うわぁ…。もうヤケクソじゃん…。
李帆がニヤけてるよ~。

「何か文句でもあるっ!?」
私はもう、開き直って全て言いつくした。

李帆のニヤつきは、笑みに変わった。
「イヤ、文句は別にないよ?ただ、本当に好きなんだな~って思っただけ。」
何だか李帆の顔は少し寂しそうに見えてきた。

「李帆も…そお言う気持ちになれる相手が現れると良いね。」
「……うん。」
李帆の顔の表情がやっと軽くなった。


後二日…
後二日待てば惇先輩達が帰ってくる。
でも、その二日間…………

実につまらなかった…。


< 20 / 133 >

この作品をシェア

pagetop