・季節に恋して~素敵な恋愛~

そう思い、私は…
「ち、違います!」
と言い、トラックへ走りに行った。
後ろをチラッと見ると惇先輩は固まっていた。
てか、何故かビックリしたような表情。

(変な態度…とっちゃったかな?)
それでも、私は走り出した。
もちろん走っている間だって、惇先輩の事を考えてドキドキしていた。

私が走り終わったらまた惇先輩が向かって来た。

「未来はこれを落し物だと思ったのかな?」
……だって、何も言わずに見せて来るから…。
落し物でしょ?
「はい。だから~これは私のじゃ無いですってば。」
ヤバいよ~!
声が緊張して震えてきたぁ。

惇先輩が笑っている…。
「これは落し物でもないし、未来のだよ?」


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