・季節に恋して~素敵な恋愛~

貴方の事がまだ好きだと確信し


いよいよ今日は文化祭だ。

私達のクラスが呼ばれ皆立ち上がりステージへ行く。

やっぱり、人がいる所といない所とでは、全然歌う感覚が違った。
上手く声が響かなかった。

私達は歌い終わり元の場所へと移動した。
何クラスか歌い終わり、今度は惇先輩のクラスみたい。
体育祭のあの時から、私の気持ちは変わっていない。
きっと、惇先輩の事を諦められたんだと思う。

そう思っていたのもつかの間…。

私は惇先輩の方に目が行った。
可笑しい。
まただ…。
体育祭の男子長距離の時も勝手に足が動いた。
歌ってから中間まで来ただろうか…。
まだちっとも目線をずらす事が出来なかった。
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