・季節に恋して~素敵な恋愛~
「きつかったでしょ?」
私は二人に問い詰めた。
「キツイって言うレベルじゃ無いね!」
確かにそれっぽい…。
小学校の頃、奈留美は部活やってたけど、
水紀はやって無かったもんね。
そりゃキツイよなぁ~。
「ほらぁ~!休んでないで走れ~!」
遠くから声がした。
顧問の先生だ。
「まず、足慣らしにグラウンド10周!」
「はい!」
おいおい…足慣らしに10周?
そんだけ走ったら十分慣らされるって。
とりあえず私達はグラウンドを走った。
正直キツイ…。
それでもなんとか10周走った。
「はぁはぁ、きつかったねぇ~。」
「う…うん。」
「喉がイテェー。」
「確かに…。」