・季節に恋して~素敵な恋愛~

どうしよう…ついにこの時が来た。
「未来っ!行くよ。」
私は香菜の後を追い、教室を出た。

公衆電話の所に着いた。

…あ。
じゅ、惇先輩がいたっ!
「未来っ!行け。」
香菜が目指す場所へ指をさした。

「い、行ってくるね!そこで待ってて。」

私は角に隠れながら惇先輩の元へ行こうとしたその瞬間。
(あっ。)
惇先輩が何食わぬ顔で私の目の前を通った。
私は香奈の所へ帰った。

「やっぱ無理かも…。近く通っただけで緊張しちゃったよ。」
私は落ち込んだ。

「大丈夫っ!ほら。先輩の教室に行くよ!」
私は走って惇先輩の教室の前へ来た。
さすがに中に入る事は出来ない。

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