・季節に恋して~素敵な恋愛~

私達はひそひそ声で会話し始めた。
「未来は、階段に座って惇先輩が来るのを待ってるよ。」
「うん。そうなったら上に上がって行くね。」
「分かった。」

ガラガラッ!

(ん?来た?)
「……で~。アイツがぁ~。」

ん?惇先輩じゃない…。

「何だぁ~違ったね。」
「うん。凄い焦った。」

ドキドキドキドキ……

私達は黙りこんだ。
だって黙りこまないと、緊張のあまり声が震えてしまうから恥ずかしい。

こんな事が3・4回あった。

3・4回もビビってしまった…。
心臓がもたない。

その時…
ガラガラッ!



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