・季節に恋して~素敵な恋愛~
んで、いつものように香菜と私で部活に行こうとしたの。
三年の惇先輩のクラスを通る時に香菜が、
「先輩居ないかな?返事返さなきゃジャン!」
って言ってたから、私は、
「居ないんじゃない?行こうよ。」
教室の前を通り過ぎたんだ。
そしたら、香菜が「未来、未来っ!」
って言っていたみたいだけど、気付かなかった。
そのまま下に行こうとしたら、
「未来っ!」
って声がした………。
未来の…大好きな声…。
ピタって止まって階段の上を見たらやはり惇先輩がいた。
惇先輩が笑いながら手招きをしていた。
またまた勝手に私の足が動いた。
てか、瞬間的に上に上がっていったんだと思う。
何も考える暇がなかった。