・季節に恋して~素敵な恋愛~
私はきっと竜地さんのおかげも少しはあると思うんだ。
そう、惇先輩の事が好きだって言う事に気づいたこと。
貴方のおかげで何か足りない気持ちに気づいたんです。
本当にありがとうございました。
そんなことを思っているときに、部活の先輩達が来た。
「おめでとうございます。」
先輩達は泣いていた。
でも、まだ貰い泣きはしなかった。
いや、しそうにはなったんだけどね。
「未来。」
「ん?」
香菜と奈留美が小声で私の事を呼んでいた。
「惇先輩の方行って来いっ!」
「え!?」
「だって、すぐ後ろの方にいるよっ!」
私はすぐさま後ろの方を見た。