・季節に恋して~素敵な恋愛~

「とにかく、気を使わないでくださいっ!」
「あー。うん。」
ヤバい…声が震えてきた…。
自分でも言っている事がチンプンカンプンだ。

「あと、手紙に書いてあるように、別れるまで何もしなかったって言う事になるのは嫌なので、惇先輩と沢山思い出作りたいんです。」
うわぁ!
自分で言ってて恥ずかしくなってきた。

「ああ、未来達って春休みいつだ?」
「あ~20から3までです。」
「え、まじ。俺19からだ。」
一日違いじゃん。
「じゃあ、その日のどれがいいですか?」
「ああ、じゃあ後で電話してくれ。その時に決めよう。」
きゃあ~!
って…喜んでいる自分がいる。

「はい。あと未来、携帯持ってないんですよ。」
「あ、わりぃ!」
「い、いいえ。部屋で電話してますから。」
「部屋に電話あんのか。」
「はい。」
「すげぇな。」
いや…ただの子機ですよ。
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