月は昼に恋を、する。
「あの………」
近くにいた 白いエプロンの女性に声をかける
「どうされましたか?」
彼女は 二十代ぐらいで 小陽に柔らかく 微笑んだ
「み 満月 く… ん に 会いたいんですけど…………その この家とても広くて………教えてくれませんか?」
少し 驚かれたけど 直ぐに 案内してくれた

あたしが居たところは 二階で 満月達は 応接間にいるかもしれないと言われ 一階に降りた
「あ 小陽ちゃん 起きたの?」
薙真が直ぐに小陽に気づき声をかけた
「は はい でも 道が解らなかったから 連れてきてもらったんです」
「まあ 仕方ないよな それは 家を大きく作りすぎてる 俺が思うにな」
薙真よりも 背の高い男性が 笑いながら 言った
「それは 兄さんの 勘がわるいんですよ」
満月が ぽつりと 言う
「……………え? 満月のお兄さんなの!?この人達っ!!」
どうりで 似ているはずだ 兄弟なのだから

てっきり 仲間かと思った………でも なんでだろ?
「ねぇ………満月…… 「あ 小陽ちゃんに 言っとく事があった」
薙真が 小陽を遮り
「では 言います!小陽ちゃんは………」「小陽は?」
「……私は…?」
「さっさと 言えば いいじゃねぇか」



「篠夜家に…………




住むことになりました!」
< 17 / 24 >

この作品をシェア

pagetop