月は昼に恋を、する。
今日は日曜日
せっかくの休日を ゆっくり過ごしたかったのに……
ま ぢゃなくて ゆーちゃんは

ちなみに ゆーちゃんというのは ゆーちゃんが あたしを産んでから
自分の老いが気になり 夫や娘のあたしまで そう呼べと 言ってるからしてるの

仕方なくだけど

あたしも こーちゃんなんて呼ばれてる
小さい 太陽で 小陽 だから こーちゃん

でも こうゆーのは ママとパパぐらい

嫌いじゃない 可愛いし

あ そうだ 手紙が来てたんだっけ
早く読もっ

たたっと 軽い足取りで 階段を登り 部屋に入る
ベットにごろんと寝転がり 手紙をしげしげと見る
「誰からかな~」

ビリッと 破くと 封筒と同じ位 黒の便箋が出てきた

「うわっ 便箋も黒? どーゆー趣味をしてるんだい」
ツッコミながら 手紙を読み始める

便箋は二枚で きれいな字で書かれている
こんな字 どーやったら書けんの?

不思議に思いながら 読み進めていく 内容は 至って 普通の 他愛も無いこと

季節が 変わりましたねとか 体は 大丈夫ですか?など

そんな 文章が『さて』と なっていた

本題かなぁ?

「え は な何 これ ウソ ち ち ちょっとぉぉぉおぉお」

ガバッと 起き上がり 再度 目を通す

これは 確かめないとっ

凄い 勢いで ドアをあけ 一階にいる 両親の元に 行く
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