月は昼に恋を、する。
ばんっと二階から 音がした
リビングで寛ろいでいた小陽の父 美智彦(みちひこ)は妻に問う
「ゆーちゃん 何したんだい? こーちゃんに」
悠羽は 裏のある笑顔を 美智彦に向けると
「ふふん な い し ょ 」
やっぱり何かしたんだねと 心の中で思う
「ママ じゃなくて ゆーちゃん これ どーゆーことっ?」
小陽は かなり 怒っているらしい
黒い紙を 悠羽に 突き付ける
「どーゆーことって この お手紙に 書いてある通りよ」
悠羽は 柔らかい笑顔で 返す
「そんなに 怒って どうしたの こーちゃん?」
美智彦が 優しく聞く
「パパっ この手紙読んでっ」
渡されたのは 黒い紙
内容は
『さて この お手紙を あなた様に 出したのは訳があります。
あなた様の 母様 妃宮 悠羽様の 申し上げにより
妃宮 小陽様を 我が 篠夜家の三男 満月の婚約者候補に なられることが 決定しました。』
…………………
「婚約者候補?…」
「そうっ パパっ あたし 勝手に婚約者候補に ならされたのっ ゆーちゃんが 勝手に」
小陽は 悠羽を キッと睨む
「そうか………もう 15歳になったんだなぁ 小陽は」
しみじみと 美智彦は言う
「そうなのよ あなた これは 決まりだから 私は 仕方無く」
「嘘 言わないでっ ゆーちゃんったら 本当にっ あたし 婚約者候補なんて ならないからね」
リビングで寛ろいでいた小陽の父 美智彦(みちひこ)は妻に問う
「ゆーちゃん 何したんだい? こーちゃんに」
悠羽は 裏のある笑顔を 美智彦に向けると
「ふふん な い し ょ 」
やっぱり何かしたんだねと 心の中で思う
「ママ じゃなくて ゆーちゃん これ どーゆーことっ?」
小陽は かなり 怒っているらしい
黒い紙を 悠羽に 突き付ける
「どーゆーことって この お手紙に 書いてある通りよ」
悠羽は 柔らかい笑顔で 返す
「そんなに 怒って どうしたの こーちゃん?」
美智彦が 優しく聞く
「パパっ この手紙読んでっ」
渡されたのは 黒い紙
内容は
『さて この お手紙を あなた様に 出したのは訳があります。
あなた様の 母様 妃宮 悠羽様の 申し上げにより
妃宮 小陽様を 我が 篠夜家の三男 満月の婚約者候補に なられることが 決定しました。』
…………………
「婚約者候補?…」
「そうっ パパっ あたし 勝手に婚約者候補に ならされたのっ ゆーちゃんが 勝手に」
小陽は 悠羽を キッと睨む
「そうか………もう 15歳になったんだなぁ 小陽は」
しみじみと 美智彦は言う
「そうなのよ あなた これは 決まりだから 私は 仕方無く」
「嘘 言わないでっ ゆーちゃんったら 本当にっ あたし 婚約者候補なんて ならないからね」