恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~


これじゃまるで子供扱いみたい。



でも先生のそのくしゃっとした笑顔が眩しくて、またドキドキしてしまう。




「私後悔しない為に頑張って言ってるんだよ?先生あの時言ってたじゃん。後悔だけはするなって・・・」



「おー、そんな事も言ったなぁ~。」


ホントはちゃんんと覚えてるくせに・・・






「・・・でもちゃんと高校生してろよ。」





「高校生なんて超青春だぞ~、楽しい事山ほどあるし、覚えなきゃいけない事だって沢山あるんだから。」






先生はいつだって先生。


先生は最高の先生。


・・・だけど、男の人としては最低だよ。






「ねぇ先生、私が大人だったらちゃんと答えてくれた・・・?」


「どうだろうな。」



「・・・」




私の中で何かが切れた。















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