恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~

「まぁ~た来てたんか、大崎」



後ろから男の人の声がして振り向いた。


「藤沢先生!!」

莉子が言った。


さっきまで見ていた人だった。


「別にいいでしょ~?先生見に来た訳じゃないんだしー。」


「ほ~、俺の格好良さに後から気付くんじゃね~ぞ!」

「はぁ~?なわけないし。」

その二人の掛け合いが可笑しくて私は吹き出してしまった。

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