恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~

触れるか微妙な程

軽く優しく私を包み込む。




もちろん心臓バクバクだけど、

ホッとする様な

安心感で満たされていた。





どのくらい経ったか分からないけど落着きを取り戻した後


「・・・どうだ?大丈夫だろ?」


笑顔で私を見る。

その笑顔に体温が急上昇する。


顔近いよ・・・


こんな近くで先生が見れるなんて嬉しくもあり恥ずかしくもある。

ましてや先生と接触している。


どんどん顔が赤くなってくる。



「・・・大丈夫・・・です。」




精一杯の返事。







< 72 / 144 >

この作品をシェア

pagetop