恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~

--ガラッ

その時ドアが開いた。


「おい、お前ら何やってんだよ。」


汗だくになった先生がたっていた。


「あ、先生お疲れ様です~。ここお借りしてます~。」

莉子はバツが悪そうに言う。

「先生ごめんなさい。私達ちょっと寒くて…」

私も補足する。



「初詣行ってきたんか?」

「ううん、これから行くの、田崎先輩と3人で。」


良かった、私と普通に話してくれてる。


次に莉子がとんでもない事を言い出した。




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