私の彼氏は俺様★

そして俺は…鉄パイブで殴られ…倒れた

[あいつらを捕まえろ!]

この声はきっと警察官の声だろう…


[かなちゃん!!かなちゃん!!]


未夜が俺を抱き締めてくる


[…未…夜……]


[かなちゃん!!]

俺は意識が無くなりそうななか…頑張って目を開いた…


[……何で泣いてんだよ…笑えよ未夜]


俺は笑顔で言った


[笑えないよ…かなちゃん…痛いよね…ゴメンね…]

未夜は泣きながら言ってくる


[…泣くなよ…俺は未夜の笑顔が大好きだからさ…



きっと俺はもう死ぬだろう…

もう守ってやれないけど…兄ちゃんは空の上で見守ってるからな


未夜…大好きだからな…]


[かなちゃん…うっ…ひっ…うっ…死なないでよ……]


未夜は震えた声で言ってくる


[未夜…頼みがある。兄ちゃんが死んだら、カバンに入ってるリンゴジュース…を…見てくれ……]


その言葉を最後に俺は意識を失った…











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