届かない、スキ
「もーなんなのっ!人の気も知らないでっ…」
ついにキレたあたしはいちごミルクを飲み干して机に顔を伏せた。
「優奈ぁー…。今の、なに?」
「ふふっ…さーあ?」
いまの含み笑いは多分…
優奈のことだから、あたしの考えてること見透かしたんだろうなー…。
あたしはしばらく二人の会話に耳を傾けることにした。
「あ、そういえば優奈さ、今年もチョコくれんのー?無理ならいーよ。今年はあいついるしな。」
あいつとは優奈の彼氏の大橋健二君のこと。
優奈が言うには、チャラ男なのに紳士的なところがかなりツボらしい。
「あ〜、けんちゃんそーゆーの気にしない人だからいいんじゃない?」
「ふーん。じゃ、今年も遠慮なくもらうから♪今年こそよろしくなっ!かーいりっ♪」
優太はそう言ってあたしの頭をつつくと、走って教室から出て行った。
「なんなのなんなの〜っ…」
てかなんで好きな人の前でバレンタインの話なんかしなきゃいけないのよー!
「そんなの…できるワケないじゃんかぁ…」
ついにキレたあたしはいちごミルクを飲み干して机に顔を伏せた。
「優奈ぁー…。今の、なに?」
「ふふっ…さーあ?」
いまの含み笑いは多分…
優奈のことだから、あたしの考えてること見透かしたんだろうなー…。
あたしはしばらく二人の会話に耳を傾けることにした。
「あ、そういえば優奈さ、今年もチョコくれんのー?無理ならいーよ。今年はあいついるしな。」
あいつとは優奈の彼氏の大橋健二君のこと。
優奈が言うには、チャラ男なのに紳士的なところがかなりツボらしい。
「あ〜、けんちゃんそーゆーの気にしない人だからいいんじゃない?」
「ふーん。じゃ、今年も遠慮なくもらうから♪今年こそよろしくなっ!かーいりっ♪」
優太はそう言ってあたしの頭をつつくと、走って教室から出て行った。
「なんなのなんなの〜っ…」
てかなんで好きな人の前でバレンタインの話なんかしなきゃいけないのよー!
「そんなの…できるワケないじゃんかぁ…」