ちぇりーらぶ


ギュッ



後ろから誰かに
抱きしめられた。

誰だかわからない
けど、このぬくもりは
いーちゃんだ。

「音夢…大丈夫か?
どうした??」

「いーちゃん…」

いーちゃんに
抱きしめられ、
安心して涙が
溢れてきた。

「いーちゃん。…ヒクッ
…ウッ。いーちゃんっ
ヒックッ」

「音夢…。もう
大丈夫だ。大丈夫」

「うっ…うっ…
いーちゃぁぁぁぁん!」

「よしよし、大丈夫」

「ワアアアアアン!!」

あたしはずっと
泣いていた。

優しい優しい、大好きな
いーちゃんの胸の中で。
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