ちぇりーらぶ
行列は思いの他早く進み、
割と早くチュロスを
買うことができた。
「うわー。でも結構
長かったなー。
いーちゃん待ちくた
びれて寝てたりして。
てか一緒に並べばよかった」
熱々のチュロスを持ち、
一人ブツブツ言いながら
いーちゃんの所へ戻った。
「…あれ??」
確かあの時計台の下に
いると思っていたけど
いなかった。
周りを見渡してみると、
結構遠くにいるのが
わかった。
「いーちゃ…」
あたしは手を振りながら
いーちゃんの所へ
かけよろうとした
…が。
「え?」