ちぇりーらぶ
「で…何??」
ぬいぐるみを抱きながら
音夢は不機嫌そうに
聞いてきた。
ハァ、やっと起きたか。
「あのね、音夢。昨日は
ごめんね。ヨウくんに
ヤキモチ焼いてほしくてさ。
あんなこと言っちゃったんだ。
いーちゃんは好きだけど、
恋愛じゃなくて友達の方
だから。ごめんね、ホント」
「そっか。そうだった
んだ。でもね…」
音夢はニッと笑った。
「あたし達仲直り
しましたから」
「へー。よかったじゃん」
「何それ。もっと喜んでよ」
音夢はほおを膨らませた。