ちぇりーらぶ
プシュッ
二人で買ったコーラの
栓を開けてから一夜は
陽介に聞いた。
「お前さ、来夢のこと
どう思ってんの??」
「…好きだよ?」
「全部聞いたよ。
なんか来夢のこと
ほったらかしなん
だって?お前何か
あったのか??前は
もっと違ったぞ。
何だ??変わったのか??」
俺は一方的に質問をした。
陽介はコーラを一口
飲んでから言った。
「俺は何も変わってねーよ。
むしろ大好きだ。
今も、前もずっとな」
「じゃあ何で!?」
「仕方なかったんだよ」
陽介はやけに冷静だった。
「仕方なかったんだ。
俺には金が…金が
必要だったんだ」
俺はハッと気づいた。
「まさかお前っ!?」
「ああ、そうさ」