ちぇりーらぶ
それから陽介は
たんたんとしゃべりだした。
もうすぐ付き合って
1周年記念で来夢に
プレゼントしたかったこと。
来夢の欲しがっていた
指輪がとても高かったこと。
どうしてもそれを
あげたくて友達に
相談したら、その
友達の彼女の父親の
店で働かせてくれたこと。
そのために来夢とは
あまり遊べなくなったこと。
「その彼女の名前が美宇
って名前でさ、いつも
美宇がシフトとか決めてて、
前明日これるか聞かれた
時、来夢が出ちゃったんだよ。
で、浮気なの!?みたいな」
陽介はため息をついて
コーラを一気飲みした。
「でも、こうなる前に
どうにかなんなかったのかよ!」
「もうすぐ記念日だから
それまでの辛抱だと
思ったんだよ。
働いてるの気づかれる
なんて想定外だし」
「確か明日だろ?記念日」
「ああ、今日頑張れば
資金の方はは十分だ」
「てかお前どうする
んだよ、これから!!」
「俺は明日謝るつもりだ。
悪いけど来夢には
明日まで待ってもらう」
はぁー
マジかよ…。
俺は前髪をかきあげた。
「お前…バカだな」
「今ごろ気づいた??」
陽介はニッと笑った。