ちぇりーらぶ


ギギ…ギギギ……


重たい鉄の扉を
開けるととても
キレイな青い空が見えた。

「わぁ…キレイな空…」

「キレイだろ?」

横にはいーちゃんが
立っていた。

「いーちゃん!!」





『屋上に来てくれ。
待ってる』

いーちゃんからそう
メールが来た。

あたしはすぐに手をあげた。


「先生!!」

「お!わかったか??すごいな」

「違います!お腹痛いんで、
保健室行ってもいいですか??」

「お…おぅ。お大事に」


そしてあたしは教室を
飛び出し、屋上に来た。





「で、なーに?いーちゃん」

いーちゃんの隣に座り、
ワクワクしながら聞いてみた。


「まず、誕生日
おめでとう。来夢」
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