ちぇりーらぶ


「いや…俺は本当に
最低な奴だ!!」

「待って!理由を聞かせて!!」

ヨウくんは顔を
上げて話し出した。



「俺には金が必要だったんだ。

その事を友達に話し
たら、友達の彼女の
『美宇』って子の
父親の店で働かせて
もらってたんだ。

ずっと働かせてもらっ
てたから、来夢とは
全然遊べなくてさ…。

ごめんな?ずっと
ほったらかしだった
から寂しかっただろ??

でも、もう金は集まったから、
今日やめてきたんだ。
そしたらこんな時間に…。

ごめんな、本当に…。

遅くなったけど、来夢、
誕生日おめでとう。
メールできなくてごめんな?…」



「ま…待って!!」

え!?今『美宇』って
言ったよね!?
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