ちぇりーらぶ

｢『美宇』ってヨウくんの
浮気相手じゃないの!?

てか…働いてたって本当!?
じゃあ、あの電話って…｣


あの、ヨウくんの
ケイタイにかかって
きた電話は…。

あのキレイな声は…。


｢シフト確認の電話だよ｣

ヨウくんはうつむき
ながら頷いた。

｢う…うそ…｣


あたしはありもしない
罪を勝手にヨウくんに
着せてたの??



｢で…でも!何で音夢に
キスなんかしたのよ!!

ヨウくんは…音夢の
ことが好きなの!?｣

｢…っ!!｣


ヨウくんはひどく
ショックを受けた顔をした。

あたしも言って後悔した。


あたしの立場が悪く
なって、無理やり相手の
悪い所を必死に探す。

そんなズルイことを
無意識に考え、口に
出した自分に嫌気が
さした。


あたし…最低な奴だ…。