LINK~繋がり合うもの~
「紫苑、言っとくけど、オレの一族は吸血。蝙蝠みたいなのの進化系ぢゃないから、人と余りかわりないんだ!
違うのは、血吸ったり、魔力が強かったりするだけっ!
主人に性格が似るなんて犬猫ぢゃあるまいし…」
朔夜は萌黄の使い魔みたいなモノで、吸血鬼?だ。
一年前の新月の日、たまたま道で拾った…らしい。
「萌ちゃん、もうすぐ下校時刻だけど何か視えた?」
時計を確認した柳が萌黄に尋ねる。
「…帰り支度をして、立入禁止の教室へ行ってみるぞ…」
自分から切り出したくせに柳の肩がビクッと動いた。
「…朔夜、オレに抱きついていなくて良い。柳の側で守っていろ…」
「…何で?」
小さな子供が駄々をこねるような声をだす。
「オレも紫苑も自分の身を守るだけの術は使える。
もちろん朽葉も危険だが、少し術をかけてやれば、自分の身守るだけの力を持っている。
だが、柳には何も無い。わかったか?
柳はお前に任せたぞ、朔夜」
「えっ、あっ、うん。でも、オレ、本気で危ない時は萌黄を第一に考えるからな!」
いじけたように言い、名残を惜しむように抱きしめると、柳の横に着いた。
萌黄は柳の肩の動きを見ていたのだ。
こうして、萌黄を先頭に理科準備室の隣室へ向かった。
違うのは、血吸ったり、魔力が強かったりするだけっ!
主人に性格が似るなんて犬猫ぢゃあるまいし…」
朔夜は萌黄の使い魔みたいなモノで、吸血鬼?だ。
一年前の新月の日、たまたま道で拾った…らしい。
「萌ちゃん、もうすぐ下校時刻だけど何か視えた?」
時計を確認した柳が萌黄に尋ねる。
「…帰り支度をして、立入禁止の教室へ行ってみるぞ…」
自分から切り出したくせに柳の肩がビクッと動いた。
「…朔夜、オレに抱きついていなくて良い。柳の側で守っていろ…」
「…何で?」
小さな子供が駄々をこねるような声をだす。
「オレも紫苑も自分の身を守るだけの術は使える。
もちろん朽葉も危険だが、少し術をかけてやれば、自分の身守るだけの力を持っている。
だが、柳には何も無い。わかったか?
柳はお前に任せたぞ、朔夜」
「えっ、あっ、うん。でも、オレ、本気で危ない時は萌黄を第一に考えるからな!」
いじけたように言い、名残を惜しむように抱きしめると、柳の横に着いた。
萌黄は柳の肩の動きを見ていたのだ。
こうして、萌黄を先頭に理科準備室の隣室へ向かった。