LINK~繋がり合うもの~
目的地へ近づくにつれ、身体が拒否反応を起こしているのがわかる。
朔夜は髪を逆立てているし、紫苑も妙な気をはっている。
そして…
萌黄の周りには《風》が舞っていた。
「…ごめん、朔ちゃん。オレのせいで萌ちゃんについてられなくて…」
申し訳なさげに告げる。
「気にしなくていい。これも、萌黄の手伝いだから…。それに、このくらいだったら萌黄は《風》でなんとかする…」
自分の事じゃないのに凄く自信満々に胸を張る。
「心配ぢゃ…ないの?」
朔夜は紅く輝く瞳で、萌黄を愛しそうに見つめた。
「心配だけど、信用してる。それに、萌黄の《能力》は本物だし、認めてるからさ…。萌黄も、オレを心配させないように風で防御してるし……普通にしてるのが1番なんだ。それより、気張ってろよ!」
「あ…うん…」
165cmとそんなに低くない身長の柳だが、197cmの朔夜には小さく、頭をぽんぽんと叩いた。
その時、萌黄を取り巻いていた《風》が強くなった。
朔夜は髪を逆立てているし、紫苑も妙な気をはっている。
そして…
萌黄の周りには《風》が舞っていた。
「…ごめん、朔ちゃん。オレのせいで萌ちゃんについてられなくて…」
申し訳なさげに告げる。
「気にしなくていい。これも、萌黄の手伝いだから…。それに、このくらいだったら萌黄は《風》でなんとかする…」
自分の事じゃないのに凄く自信満々に胸を張る。
「心配ぢゃ…ないの?」
朔夜は紅く輝く瞳で、萌黄を愛しそうに見つめた。
「心配だけど、信用してる。それに、萌黄の《能力》は本物だし、認めてるからさ…。萌黄も、オレを心配させないように風で防御してるし……普通にしてるのが1番なんだ。それより、気張ってろよ!」
「あ…うん…」
165cmとそんなに低くない身長の柳だが、197cmの朔夜には小さく、頭をぽんぽんと叩いた。
その時、萌黄を取り巻いていた《風》が強くなった。