LINK~繋がり合うもの~
「この魔術のどこが間違いだらけなのっ?」
雲河は取り乱し、叫びだした。
「私は間違ってない…私は《皆の願いを叶える》のよ。そのための魔法なの!あなた達にこの素晴らしさがわかるわけないわ!!」
雲河が大声で叫んだ瞬間、ドアから《何か》が出て来て5人に飛び掛かった……が、
「…壱ノ型…」
萌黄の言葉と同時に《風》が吹き荒れ、《何か》を切り刻んだ。
《何か》の破片は再びドアの中へ戻って行く。「なっ…なんなの!先刻の風は!」
雲河は5人に向かってわめく。
「悪かったな…貴様の即席借り物の能力と違って、
生まれつきの能力【ちから】
だ」
萌黄は手に《風》を巻きつかせて雲河を見た。「生まれ…つきの…能力?…そんなの…そんなの、あるはずないわ…あるはずないっ!!」
雲河は走りだし、5人の前から去った。
それと同時に、ドアの向こうの気配も消えてしまった。
雲河は取り乱し、叫びだした。
「私は間違ってない…私は《皆の願いを叶える》のよ。そのための魔法なの!あなた達にこの素晴らしさがわかるわけないわ!!」
雲河が大声で叫んだ瞬間、ドアから《何か》が出て来て5人に飛び掛かった……が、
「…壱ノ型…」
萌黄の言葉と同時に《風》が吹き荒れ、《何か》を切り刻んだ。
《何か》の破片は再びドアの中へ戻って行く。「なっ…なんなの!先刻の風は!」
雲河は5人に向かってわめく。
「悪かったな…貴様の即席借り物の能力と違って、
生まれつきの能力【ちから】
だ」
萌黄は手に《風》を巻きつかせて雲河を見た。「生まれ…つきの…能力?…そんなの…そんなの、あるはずないわ…あるはずないっ!!」
雲河は走りだし、5人の前から去った。
それと同時に、ドアの向こうの気配も消えてしまった。