LINK~繋がり合うもの~
「で、どうしますか?萌黄」
重い空気の中、紫苑が口を開いた。
「ほって置けるのならばそうしたいが、オレ達も一応術中にいる。
それに、柳の知り合いがいるとなれば、そうもいかないだろう……」
萌黄は苦笑いを浮かべる。
「それじゃぁ…」
「あぁ…調べよう」
萌黄の決断に皆が頷く。「萌ちゃん、ありがと。香が悩むとなんか、オレも悩むっていうか、気持ちが下がるんだ…一卵性ぢゃないのにさっ」
ホッとしたように笑う柳に萌黄は苦い表情をする。
「柳の為だけでなく、オレ個人の約束もあるだけだ…」
そのまま、視線を桜の木に向けた。
「何なんや、その約束ゆうんわっ」
すかさず朽葉が尋ねるが、萌黄は視線を戻すと首を横に振る。
「まだ、話す時ではナイ…。だが、いずれは話す…」
萌黄の静かな声で、朝の集まりは終りを迎えた。
放課後、再び集まる事にして……。
重い空気の中、紫苑が口を開いた。
「ほって置けるのならばそうしたいが、オレ達も一応術中にいる。
それに、柳の知り合いがいるとなれば、そうもいかないだろう……」
萌黄は苦笑いを浮かべる。
「それじゃぁ…」
「あぁ…調べよう」
萌黄の決断に皆が頷く。「萌ちゃん、ありがと。香が悩むとなんか、オレも悩むっていうか、気持ちが下がるんだ…一卵性ぢゃないのにさっ」
ホッとしたように笑う柳に萌黄は苦い表情をする。
「柳の為だけでなく、オレ個人の約束もあるだけだ…」
そのまま、視線を桜の木に向けた。
「何なんや、その約束ゆうんわっ」
すかさず朽葉が尋ねるが、萌黄は視線を戻すと首を横に振る。
「まだ、話す時ではナイ…。だが、いずれは話す…」
萌黄の静かな声で、朝の集まりは終りを迎えた。
放課後、再び集まる事にして……。