LINK~繋がり合うもの~
「萌ちゃん…」
「何だ?」
柳が弱々しく萌黄を呼んだ。
「雲河叶って、魔力はゼロなの?」
「いや、ゼロという訳ではない…
ただゼロに近いくらいのほんの少しだけしかない…」
「ってことは、黒幕的なのがいるってことだね」
何気ない柳の一言で、萌黄と紫苑、そして朔夜が動きをとめた…。
「黒…幕ですか…?」
「ん?…だって、魔力がゼロに近いくらいなのに、あんなこと出来たってことは、誰かの助けが必要じゃん?」
柳の意見に萌黄が微笑した。
「確かにそうだな…即席借物魔力なら貸した奴がいるはずだ。
そして、その者が雲河を操っている」
「操るっていうより、騙してるって感じだけどね…」
朔夜が笑って付け加える。
「つぅーことは、魔力の原点捜したほうが早いんちゃうか?」
「いえ、術中にはまっている以上、根本からの駆除は無理でしょう…」
紫苑は朽葉を一刀両断する。
「朽葉、熱くなるな…」
「おっ、おう」
武道少年で熱血の朽葉に念を押し、"あかずの間"の前に立った。
「何だ?」
柳が弱々しく萌黄を呼んだ。
「雲河叶って、魔力はゼロなの?」
「いや、ゼロという訳ではない…
ただゼロに近いくらいのほんの少しだけしかない…」
「ってことは、黒幕的なのがいるってことだね」
何気ない柳の一言で、萌黄と紫苑、そして朔夜が動きをとめた…。
「黒…幕ですか…?」
「ん?…だって、魔力がゼロに近いくらいなのに、あんなこと出来たってことは、誰かの助けが必要じゃん?」
柳の意見に萌黄が微笑した。
「確かにそうだな…即席借物魔力なら貸した奴がいるはずだ。
そして、その者が雲河を操っている」
「操るっていうより、騙してるって感じだけどね…」
朔夜が笑って付け加える。
「つぅーことは、魔力の原点捜したほうが早いんちゃうか?」
「いえ、術中にはまっている以上、根本からの駆除は無理でしょう…」
紫苑は朽葉を一刀両断する。
「朽葉、熱くなるな…」
「おっ、おう」
武道少年で熱血の朽葉に念を押し、"あかずの間"の前に立った。