LINK~繋がり合うもの~
その言葉に
萌黄が微笑する。
「それを理解できれば
大丈夫だな…。
紫苑…術返し出来るか?」「…スミマセン…オレの魔力では無理ですね…」
紫苑は悔しそうに
本を閉じる。
「仕方ない…
朔夜出来るな?」
「多分…」
萌黄に言われ、
教室の中央に立つと
瞳を閉じ、何か呟く。
すると、
教室に何かの圧力が
かかったようになり…
それが勢いよく弾けた。萌黄と朔夜以外の全員が壁に打ち付けられる。
「大丈夫だった?」
「はい…平気で……て!?」
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