LINK~繋がり合うもの~
「紫苑!」
「どうぞ!」
朽葉の言葉に
紫苑が対応する。
次の瞬間、
朽葉の手に刀が握られ
夜深の放った炎を
切り捨てた。
「萌黄が言うたやん。
一般人は雲河1人やて…」自信満々の朽葉に
夜深がまた
何かをしようとするのを月夜が止めた。
「夜深、落ち着きなさい。
今日のところは
我々が引きましょう。
次は邪魔させませんよ」
月夜は軽く微笑む。
「邪魔はしないさ、
こちらはこちらで
やるべきことを
するのみだ。
それより、何の為に
あれだけの人を集めた?」
月夜は微笑みを崩さず
萌黄に答た。
「生贄ですよ。
もちろん、
まだ何もしてませんが…闇の影響を受けやすく
なっているかも
しれませんね…」
クスクスと笑いながら
2人はこの場から
立ち去った。
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