LINK~繋がり合うもの~
「朔夜、扉を開けろ」
雲河が示した扉を朔夜がゆっくりと開ける。
そこには
6人の生徒が倒れていた。
「…生気が…
だいぶ薄れているな…」
「食うモン食わんかったら
こうなるんやな……
で、どーするんや?」
刀を肩に担いで
行方不明だった生徒を
見る朽葉に、
紫苑がため息をつく。
「原因は飢えだけでは
ありませんよ。
貴方のものさしで
判断しないで下さい。
それで、どうしますか?」
紫苑の問いに
萌黄は柳を見た。
「柳、
桃花姫【トウカヒメ】
はいるな?」
尋ねられた柳は少し目を閉じてから苦笑した。
「ウン…。
わかってて雲河さんの所に置いてたんでしょ?
香の所に行ってなくて
助かった……
桃花姫様、
オレに力を貸して下さい」
すると、柳の肩の上に
保育園児くらいの
薄紅色の髪を
ポニーテールにした
和服姿の少女が座った。
雲河が示した扉を朔夜がゆっくりと開ける。
そこには
6人の生徒が倒れていた。
「…生気が…
だいぶ薄れているな…」
「食うモン食わんかったら
こうなるんやな……
で、どーするんや?」
刀を肩に担いで
行方不明だった生徒を
見る朽葉に、
紫苑がため息をつく。
「原因は飢えだけでは
ありませんよ。
貴方のものさしで
判断しないで下さい。
それで、どうしますか?」
紫苑の問いに
萌黄は柳を見た。
「柳、
桃花姫【トウカヒメ】
はいるな?」
尋ねられた柳は少し目を閉じてから苦笑した。
「ウン…。
わかってて雲河さんの所に置いてたんでしょ?
香の所に行ってなくて
助かった……
桃花姫様、
オレに力を貸して下さい」
すると、柳の肩の上に
保育園児くらいの
薄紅色の髪を
ポニーテールにした
和服姿の少女が座った。