月の夜 ~短編~


夢遊病?
徘徊癖?


普通とはちょっと違った人、なのかも……。



大丈夫、かな。
……寒いよな、やっぱり。


不気味な気がするものの、なんとなく、見過ごせない。


僕はゆっくり道を渡ると、静かに、彼女の行く手に立った。

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