夢みる蝶は遊飛する
「2の倍数でも3の倍数でもない自然数をa1、a2、a3・・・・、an、・・・・とする。
(1)1003は数列{an}の第何項か。
(2)a2000の値を求めよ。
(3)mを自然数とするとき・・・・・」
つい、ぶつぶつと問題を呟いてしまう。
巻末の解答を見ようとしたけれど、それは負けたような気がして癪なのでもう少し粘ることにした。
けれどもあまりにわからないので、今度は潔く負けを認めて解答のページを開いた。
そして気がついた。
この問題集には模範解答しか書いていない。
解説がなければ理解しようがない。
また月曜日に先生に訊きにいこう、とそのページに付箋を貼っておいた。
数学は苦手だけれど、解けた時の達成感はどの教科より大きい。
だからなんとなく、時間をかけて勉強してしまうのだ。