HAPPY ENDまで
出会い
まさかの別れを告げられてからどのくらいたっただろう。
着いたころは真上にあった太陽がもう沈みかけている。
ってゆーか、公衆電話無さすぎだよぉ。
もう歩き疲れたころ、目の前に見たことのある景色が。
「海、」
はぁ。結局海なんだ。
もう戻りたくないって思ってたのに。
太陽が半分沈んでるビーチにはひと気がだいぶ無くなって
とってもロマンチックな空気が流れている、んだろうな。
今のあたしにとってはとっても遠い話。
あたしは人がいない場所を選んで
休憩することにした。
もう帰れないかも。
あぁ。
今日は散々な日だよ。
もう、やだ。