HAPPY ENDまで

握られてる手首が痛い。
健斗、怖いよ。
いつもと違う

「健斗、? どこいくの?」

止まったと思った場所はみんなが集まるビーチからは離れていて
静かな場所。
その時「ぐぅぅぅ」っておなかがなった。
そういえばお昼ご飯まだだったっけ?
そう考えるとここに来た意味も分かる。
健斗もともと人混み嫌いだしね
ご飯食べる為にきたのかな

「なんかお腹すいちゃった。海の家行ってくるね」
 
そういって離れようとした瞬間。

「今、ご飯食べようとしてここにいると思う?」
「違うの? 何か今日変だよ」

するといきなり腕を引かれてあたしが健斗の上にまたがる状態に。

「ほんと鈍感だよね、あきれる位に。
俺がそんな水着着てるゆあのことほっとくと思う?」
「え、」

いつの間にか立場は入れ替わっていて
あたしの上に健斗がまたがる状態になっていた。

「あーぁ。もうちょっと手の上で遊んでからの予定だったんだけどな」

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