HAPPY ENDまで
やっと頭が動いてきたあたしは
着替えを済ませた。
周りはカップルばっかりで、
早くこの場所から離れたかった。
でも帰ることも出来ず。
はぁどうしよかな。
今何時?
そう思ってケータイを開くと。
...電源切れてる...
どうしよう真剣に帰れない。
ここどこかも分からないし、帰り方なんてまったく分からない。
おまけに電源も切れてるなんて。
公衆電話...
ない。
探すか!!
きっと今あたしはとてもみにくい姿だろう。
髪はぐしゃぐしゃだし、顔もぐちゃぐちゃ。
おまけに沈んでるオーラ出してるだろうし。
まわりの人がヒソヒソあたしの事話しているのは分かる。
泣きたい。
でも、泣いてすがるところも無い。
あたしはひたすら歩いて公衆電話を探すことにした。