5月1日―幸せの訪れる日―
風邪
「参ったわねぇ。」
お袋が体温計を見ながらつぶやく。
マロンも心配そうだ。
「38度か。今日はゆっくり休みなさい。
それにしても、どこから風邪をもらってきたのかしら…」
あの日から数週間後
俺は見事に風邪を引いた。
んんっ声が…
頭もボーっとする。
滅多に風邪なんか引かないのに…
誰か風邪引いてたやついたかな…
一生懸命考えるが熱で頭がぼーってしていて頭が働かない。
クゥン…
マロンが俺にすりすりしてくる。
「大丈夫だよ。お前は自分のベッドでゆっくりしていな。」
頭をなでながらそういうと、安心したのか
マロンは自分のベッドへと戻っていった。
そして俺はしばらく眠る事にする。
おやすみ
夢の中でふふふふと瑞穂が笑っている。
そして鈴が、涙を流して…いる??