5月1日―幸せの訪れる日―
俺は辞書が必要だった為鈴の部屋に入る。
あー……後で勝手に入ったから怒られるかもな…
辞書は机の上にあったので直ぐに目がついた。
辞書を取ろうと手を伸ばした時ひとつのものが目に入った。
―――――――写真たて
この写真たてには以前家族旅行をしたときに撮った写真を入れていた。
俺も色違いで同じ写真たてを買って…
今見たらそこにあるはずの家族写真はなく
新しく撮った、鈴と鈴の彼氏の2ショットの写真が飾られていた。
そっか…
もう鈴の一番は俺でも、家族でもなく
彼氏なんだ…
俺は息苦しくなって部屋からでた。
バフッ
俺は部屋に戻ってベッドにダイブする。
「なんかやる気、失せたなー…」
俺はベッドの上が気持ちよくてそのまま寝てしまった。