5月1日―幸せの訪れる日―


「じゃぁ、はい。私から。」

鈴から受け取った箱は細長い形をしていた。

開けようとする。

「ちょっと待って??」

開けようとしていた俺の手を止める。

「??」

「これ、部屋で見てくれない??」

目を合わせず俺に言う。

「鈴、恥ずかしいの??何あげたんだろ。気になるわ」

「いいの!!秘密なの!!」

「ははは。じゃぁ、飯にするか。」

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