5月1日―幸せの訪れる日―
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蘭へ
お誕生日おめでとう!!って私もだけど。
手紙書くの久々だね。
いつ以来だろう。
小学校とかかな。でも手紙書いてた記憶ないなぁ。
あの…ね。
プレゼントの中に
手紙は本当は入れずに、この香水だけ入れる予定だったんだ。
だけど…蘭が言ったでしょ?
俺のこと好き??って。
ごめんね。
あの時頭の中が混乱してた。
何がなんだか分からなくて。
返事ここで言わせて貰うね。
ありがとう。
誰であろうと人から好きって言われるのはとてもうれしい。
私ね、ここ最近蘭の事ずっと意識してた。
瑞穂ちゃんのこともあって。
姉と弟だからって思ってた。
だけどさ…私、本当の心…私の心の中知ってる……
私ね、蘭のこと好きみたい。
でも、ごめんね。
私たちは姉と弟。
こんなことは許されないことだよ。
私には樹が。蘭には瑞穂ちゃんが居る。
お互い今付き合ってる人のこと大切にしよ??
それと、パパとママには黙っておこうね。
パパとママは傷つけたくない。
私たち姉と弟じゃなければよかったのにね。
でも、これは神様が決めたことだから何も逆らえない。
蘭??
蘭は私の中で一番大切な人だから。
こんな気持ちを持ってたことは忘れて、姉と弟になろ。
ぐだぐだの文章でごめんね??
何がなんだかわからなくなってきちゃった。
ごめん。ここで手紙やめるね。
お誕生日おめでとう、蘭。
鈴より
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