5月1日―幸せの訪れる日―

陸の家  蘭side



「ふーん…そーゆーわけか。」

ここは陸の家。

俺は鈴のことで相談していた。

陸にだけは鈴のことも話していたし。

「んで…お前は、鈴さんと一緒になりたいってわけだろ??」

「あぁ。」

「でも…そっかそっかぁ…鈴さんが蘭の事好きだったのか。

あれから鈴さんとはどうなの???いつもどおり??」

「あぁ…いつもよりか少し離れてる感ありまくりだけど。」

鈴は最低限しか話さなくなった。

目を見て話さなくなった。

これほど、辛いものはない。

「陸…俺どうすればいいと思う???鈴の言ったとおりにするべきか??」

「んー…どれが正しいっていうものはないけど…

自分がこうしたいって言うものを貫いてみれば??出来る確立は0に近いと思うけど。

それか、もう諦めて瑞穂ちゃんと仲良くするか。」


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