短編集
学園祭までの日にちは少なく毎日凄く忙しかった。
セットリストを考えたり、音合わせや、新曲作成で。
みんなとすぐに打ち解けていた。
あんなに遠かった彼が凄く近い。
だけど、学園祭が終われば私の役目も終わる
そしたら、みんなや…州君とも元の他人になるのかな
「ミヒロ?」
州君が心配したように私の顔を覗き込む
「へっ…?あ、何?」
「何かあったか?」
「んー?もうすぐで学園祭だね」
「だな…」
州君と私は駅が近いと言うこともあり、途中まで一緒に帰っている
「ありがとうな。スタッフなってくれて」
「え!良いよ!…楽しいもん」
州君に会えるから。
州君と話せるから。
こんな近くに行くこと何て無理だと思っていた