短編集



side-YUU-





「…んっ…あ、れ?」




違和感を感じて目を開けると、見覚えのある部屋



起き上がろうとしても無理で、横を見ると、大好きなタケちゃん





それだけで、涙が出そうになるなんて、結構…重症かも



ギュッと、抱きしめてくれる腕が愛しくてあたしもその腕を抱きしめた





「…んん?…起きた、か?」

「タケちゃん…」

「早希ちゃん家から連れて帰ってきた」




目を擦りながら、寝起きの掠れた声で言った。





「…お仕事は?」

「終わったよ」

「そっか、」







< 13 / 108 >

この作品をシェア

pagetop