短編集
side-YUU-
「…んっ…あ、れ?」
違和感を感じて目を開けると、見覚えのある部屋
起き上がろうとしても無理で、横を見ると、大好きなタケちゃん
それだけで、涙が出そうになるなんて、結構…重症かも
ギュッと、抱きしめてくれる腕が愛しくてあたしもその腕を抱きしめた
「…んん?…起きた、か?」
「タケちゃん…」
「早希ちゃん家から連れて帰ってきた」
目を擦りながら、寝起きの掠れた声で言った。
「…お仕事は?」
「終わったよ」
「そっか、」