短編集




「…優羽を安心させてあげて下さい」

「……うん」

「あたしが、何言ってもダメなんです。武さんじゃなきゃ、ダメだから」

「うん。」

「何か、偉そうに言ってごめんなさい」

「ううん。ありがとう、早希ちゃん」





早希ちゃんが教えてくれないと、分からない事がたくさんある。


何回も何回も、早希ちゃんに俺達は助けられてきた



優羽は早希ちゃん家で泣き疲れて寝ているらしい。




今から行くと。伝えて電話を切った















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