短編集
side-YUU-
タケちゃんの家を出てから、あたしは親友の早希の家に向かった。
誰かに聞いて貰わないと、不安で潰れそうになる
早希の家に向かうときでも、考えるのはタケちゃんの事。
あたしの頭の中は殆ど、タケちゃんの事ばっかり
タケちゃんに依存し過ぎてるのは分かってるけど、不安なんだもん
「…っ、」
涙で目が霞む。
滲んで見えた先には早希がいた
「…優羽?
ど…どうしたの??」
泣いてるあたしに気付いて駆け寄る早希
「タ、タケちゃんが…っ…」
「とりあえず、家においで」
早希はあたしの背中をさすりながら、ゆっくり家に入れてくれた